中国輸入の応用知識

中国輸入でかかる消費税と関税を理解して利益計算に役立てよう!

みなさん、中国輸入した商品にかかる税金についてきちんと理解していますか?     実践する中国輸入ビジネスの数字を正確に把握することはとても大切で、それには税金の理解が必要不可欠です。

そこで今回は中国輸入ビジネスでかかる税金のなかで、特に注意が必要な消費税と関税について解説していきます。

この記事をご覧いただくことで、中国に限らず海外輸入した際に掛かる税金についてのあれこれが分かるようになります。

では、ここから本題に入っていきます。

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中国輸入した商品は税関で支払う費用が4種類あり!!

中国だけに限らず海外から商品を輸入した場合、税関で次の4つの費用がかかります。

  1. 税関手数料
  2. 中国輸出通関手数料
  3. 関税
  4. 消費税

税関手数料と中国輸出通関手数料は一律です。

この4つのうち、①税関手数料と②中国輸出通関手数料は一律となっていて、金額の目安は次の通りです。

  1. 税関手数料⇒ダンボール1箱あたり¥200 
  2. 中国輸出通関手数料⇒ダンボール1箱あたり約¥80(4元) 

つまり、税関手数料と中国輸出通関手数料を合わせると、段ボールひと箱あたり約¥280の費用がかかるということになります。(段ボールの大きさや重さは関係ありません。)

費用と聞くと金額が心配になりますが、この2種類の手数料に関しては、金額の目安もつきやすく、そこまで大きな金額にはならないので、あまり心配はいらなさそうですね。

中国輸入商品にかかる消費税とは?間違った解釈でと痛い目にあうので注意しよう!

一方、中国輸入した商品に掛かる消費税の理解には注意が必要です。  

普通に買い物をしていると消費税は商品代金のみにかかると思いがちですが、中国輸入した商品に支払う消費税は違います。                          

中国輸入した商品に掛かる消費税(輸入消費税)=(商品代金+国際送料+関税消費税10%

このように、中国輸入した際、商品代金だけでなく、送料や関税にも消費税がかかってきます。                                       もしこれを把握しないまま中国輸入ビジネスを実践したら、利益計算時に数字が大きく変わり痛い目にあってしまうので、しっかりと覚えておきましょう。  

輸入消費税はそもそもなぜ払うのか?豆知識編

海外から商品を輸入する際、なぜ、商品代金、送料、関税を合わせたものに消費税がかかるのか、その理由も豆知識として少し触れておきましょう。

消費税とは…

国内で商品・サービスを消費した際に消費者に課せられる税金

ですが、海外から商品を輸入する場合仕入先には「商品代金のみ支払い」「消費税の支払いは必要ありません。

そうなると、国内より海外から商品を仕入れたほうが、支払い不要の消費税分だけ安くなる可能性があります。                                またその影響で、国内ではなく海外から仕入れをする業者が増え、国内産業の悪化につながる恐れがあります。

その為、輸入者には商品代金+送料+関税の金額に消費税を課して、このような不都合を避ける狙いがあるのです。

関税は2種類の税率あり!簡易関税率と実行関税率について知ろう

では、ここからは、海外から輸入した際に課せられる関税について、その意味と適用される税率について見ていきましょう。

関税とは?

例えば、時々ニュースでも取りざたされるアメリカVS中国の関税問題。         はたまた、海外旅行から持ち帰ったお土産で関税申告など、誰もが耳にしたことがある関税という言葉ですが、意外とその意味を分かっていない方もいるのではないでしょうか?そこで関税はどんな税金なのか見ておきましょう。

関税とは⇒輸入品にかけられる税金で、安い海外製品が売れて国内製品が売れなくなることを防ぐために設定された税金です。

中国から輸入した際に適用される税率とは?

関税の意味について少しわかったところで、次に関税の税率について見てみましょう。  少し前でも触れたように、中国問わず、海外輸入するとそのモノにたいして関税がかかりますが、そこで扱う商品や金額によって適用税率が変わります。

具体的には次の2種類のいずれかの税率が適用されることになります。

  • 簡易関税率
  • 実行関税率

ではつづいて、それぞれの税率がどのようになっているのか見てみましょう。

簡易関税率とは?

もし商品代金と国際送料の合計金額が20万円以下の小額輸入の場合には、「簡易関税率」が適用されます。

また、商品によって変わる簡易関税率には次の5つの注意項目があります

  1. 課税価格が1万円以下の場合は、消費税が免除されます。ただし、酒やたばこなど免除されないものもあります。
  2. 個人が輸入する場合の課税価格は、海外小売価格に0.6を掛けた金額となります。
  3. 上記の関税率とは別に、内国消費税(消費税、酒税など)や地方消費税が別途課税されます。
  4. 郵便物の重量制限により、2個以上に分けられている場合は、その合計重量が課税価格となります。
  5. 「小額輸入商品に対する簡易関税率」が適用されない品目もあります。

 ちなみに上の注意点➄に該当する「小額輸入商品に対する簡易関税率」が適用されない品目(一般税率が適用される物)の例は以下の通りです。

  • 米などの穀物とその調製品
  • ミルク、クリームなどとその調整品
  • ハムや牛肉缶詰などの食肉調製品
  • たばこ
  • 精製塩
  • 旅行用具
  • ハンドバッグなどの革製品
  • ニット製衣類
  • 履物
  • 身辺用模造細貨類(卑金属製のものを除く)

また、品目と関税率は以下の通りです。

品目(具体例) 関税率

酒類

1,ワイン

2,焼酎などの蒸留酒

3,清酒、りんご酒など

1,70円/リットル

2,20円/リットル

3,30円/リットル

トマトソース、氷菓、なめした毛皮(ドロップスキン)、毛皮製品など 20%
コーヒー、茶(紅茶を除く)、なめした毛皮(ドロップスキンを除く)など 15%
衣類及び衣類附属品(メリヤス編み又はクロセ編みのものを除く)など 10%
プラスチック製品、ガラス製品、卑金属(銅、アルミニウム等)製品、家具など 3%
ゴム、紙、陶磁製品、鉄鋼製品、すず製品 無税
その他 5%

(税関ホームページより引用:http://www.customs.go.jp/tsukan/kanizeiritsu.htm

さらに簡易関税率の内容が気になる方は、引用元である税関ホームページの資料をご覧下さい。

簡易関税率

実行関税率とは?

「実行関税率」が適用されるのは、商品代金と国際送料の合計金額が20万円以上の場合と簡易関税率の例外に当てはまる場合です。

ただ、この実行関税率は、簡易関税率に比べて内容が非常に細かく、税率が分からなくなることもしばしばあります。

そのため、もし税率がわからない場合には、その都度税関のホームページ等でチェックすることをおすすめします。

※2020年4月現在の実行関税率は以下の税関のホームページを参照してください。

実行関税率

消費税は関税なしでも必ずかかる!不払いには法的罰則あり。

前述した簡易関税率5つの注意項目の1つ目では、課税価格が1万円以下の場合は消費税が免除されると解説しました。

しかし、3つ目の項目の内容をわかりやすく説明すると、「関税はかからなくても消費税は払ってください」ということです。

※税関ホームページから抜粋https://www.customs.go.jp/tsukan/kanizeiritsu.htm              

そのため、たとえ関税がかからなくても、消費税は必ず払わなければいけないことを覚えておきましょう。

もしも、消費税を払わなかった場合には、脱税となり法的な処置を受けることになります。

まとめ

今回のお話をまとめると、ポイントは次の3つです。

  • 中国から商品を輸入する際には、消費税がかかる
  • 関税には2種類の税率がある
  • 関税がかからない場合でも消費税は必ず払わなければいけない

利益計算の際に、消費税や関税をしっかりと計算していない方は意外に多いです。

そのような場合、消費税についてあまり理解していないことが理由の1つとして挙げられます。

しかし、今回の記事をご覧になったあなたは、中国輸入ビジネスにおける消費税について理解することができたはずです。

今後は、今回の記事を参考にして消費税、関税をしっかりと計算して利益計算を行っていきましょう!

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