オリジナルOEM製造

ファッション関連の意匠権登録の実態とデザイン模倣の注意点とは?

勝マイケル
勝マイケル
中国でOEMを考えている会員様の中に、洋服やバッグなどといったファッションアイテムを扱ってみたいという方が結構います。

世の中に無数とあるこのファッションアイテム。
売れるためにはやはりそのデザインはとても大切なポイントとなりますよね。

一から商品のデザインを考える方ももちろんいらっしゃるでしょうが、他で売れている商品を参考にデザインを固めるという方も多いのではないでしょうか?

しかし、参考にしたいデザインの中には意匠権という知的財産権を持っている場合があるので注意が必要です。
そこで、今回は意匠権についての簡単な説明やその実態について触れつつ、ファッションアイテムを中国輸入でOEMする場合どういったことに気を付けたらいいのかについて解説していきたいと思います。

意匠権とは?簡単に説明してみた。

まずは、意匠権とはどんな権利なのか、少し見ていきましょう。

意匠権とは?

意匠権はデザインを保護する知的財産権の一つです。

意匠権とは製品や商品のデザインを守るための権利で、意匠権はコピー商品や類似商品といった模倣品に対して絶大な効力を発揮します。
意匠権を持つ権利者はそのデザインを独占的に使用できる絶対的権利を持ち、権利者以外のひとが意匠権のあるデザインを模倣するなどすると罪に問われます。

意匠権が対象になるのは大量生産できるデザインです。

意匠権の対象となるデザインは主に大量生産できるデザインとなり、洋服、バック、車、ジュエリー、電化製品などあります。
一方量産できない美術品などのデザインは意匠権の対象外となります。

意匠権獲得には特許庁への申請が必要です。

意匠権は対象となるデザインができた瞬間に自然に発生する権利ではありません。
意匠権を取得したのであれば、まずは特許庁に申請の申し立てを行わなくてはいけません。
また、獲得申請をしたからといって、必ずしも意匠権が持てるわけではなく、特許庁の厳しい審査を通過しなくてはいけません。
意匠権獲得には費用も時間も大きくかかります。

ファッション関連の意匠権登録の実態とは?登録が極めて少ない驚きの実態。

意匠権とはどんな権利なのか?簡単に説明しました。
ではそれを踏まえて。ちょっと質問です。

みなさん、実際に服飾関連のデザインに関して意匠権がどれぐらい申請されていると思いますか?

専門家ではないのでネットでざっと調べた状況になりますが、洋服等のデザインに意匠権を申請するケースは極めて少ないそうです。

個人的には正直意外だなと感じましたが、どうしてファッション関連のデザインの意匠権登録が少ないのでしょうか?
その理由について探っていきましょう。
主な理由は以下3つになります。

ファッション関係の意匠権登録が少ない理由3選 その①

一つ目の理由として、意匠権獲得までに要する時間が関係しています。

ファッションには流行があり、流行りはとても短いサイクルで変わっていきます。
しかし、意匠権獲得までにとても時間がかかるので、もし権利が取得できたとしても、もはやそのデザインの旬は過ぎ去り意味がないということになりかねないのが理由の一つにあります。

ファッション関係の意匠権登録が少ない理由3選 その②

二つ目の理由として、意匠権獲得にかかる大きな費用が関係しています。

とくにファッションアイテムの中でも洋服はデザインが相当数あります。
そういったデザイン一つ、一つに時間やお金をかけて迄意匠権を申請しては、莫大な費用がかかり、現実的ではありません。
また洋服はいくら高額なものでも自動車と比べれば商品単価は低く、その値段に意匠権の登録料を上乗せして販売するというのもなかなか難しいのが理由にあります。

ファッション関係の意匠権登録が少ない理由3選 その③

三つめの理由として、トップスやスカート、パンツといったボトムなど衣類の基本の形は決まっていて、大きくデザインを変えるほど自由度が利かないことがあげられます。

例えば、トップスは頭や腕を通す箇所がある、パンツは両足をそれぞれ入れられるように筒状の布が2つついているといった具合です。
その為、それらのデザインに簡単に意匠権を与えて独占的な使用を許すわけにはいかないのです。

したがって、もし洋服等のデザインに意匠権が認められるとしても、狭い範囲に限定される場合が多いようです。

ファッション関連のOEMを行う際に守りたいポイントとは?

では、もしファッション関連のアイテムをOEMするのであればどんなことに気を付ければいいのでしょうか?

意匠権がないデザインの完全パクりは危険。

前述したように服飾関係のデザインは意匠権登録が少なく、また、世の中にはよく似たデザインのファッション商品が売られている現実もあります。

かといって、他ブランドの商品を完全にコピーしても全く問題ないのかといえば、決してそうことではありません。
やり方次第では、もしかしたら、不正競争防止法等にひっかかる恐れもあります。

現に、以前、スナイデルというブランド商品を模倣して販売したファッション通販会社の代表が逮捕され、刑事事件に至ったケースもあるそうです。

デザイン模倣。可不可の線引きが難しいファッション関係でも手段は選ぶべし

色々な情報を見ていると、ファッション関係のデザインの模倣はどこまではよくて、どこまではダメなのかという線引きは正直難しいようです。
かといって、ただ単に売れるから、そのデザインを丸々コピーして、しかも安い値段で売ってみようなんて、安易な考えでいいのでしょうか?
『売れればどんな手段でもいい』という考えではちょっとまずいのかなと思います。

コンプライアンスを守りながら節度あるOEMビジネスを行おう。

どんなビジネスであれまずは、

コンプライアンスを守らなくてはいけません。

これは事業主であれば当たり前だと思います。
そのうえで、売れている商品を単純にコピーするだけでなく、なぜそのデザインで売れているのか、そのポイントを探り、分析を深め、参考にするといった姿勢を併せ持ち、中国でのOEMに挑むことが望ましいのではないかと思います。

本当は一から自分で考えて商品デザインがヒットすればいいのですが、それもなかなか難しいのも現状です。
ファッションアイテムは流行もあるので特にそうですよね。
しかし、事業主としてこういった姿勢をもつか持たないかでOEM製品の出来上がりだけでなく、経営そのものも変わってくるのではないかと思います。

最後に

いかがでしたか?
ファッション関連の商品を中国でOEMする場合、その時の流行を参考にしながら需要に合ったものを作っていくことが大切です。
そしてその時々の旬なデザインはやはり他からインスピレーションを受けてデザインすることが多いのも事実です。

勝マイケル
勝マイケル
しかし、売れればどんなやり方でもいいわけではありません。
やはりコンプライアンスを守り、節度をもった行動を心掛けていただきたいと思います。
そして、心から愛着が持てる自信作をOEMで世に生み出していってほしいと願います。

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